Blue Bird の旅

北ドイツでの生活

言葉の贈り物…「雑草のように生きる」

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今まで出会った人にもらった、

大切な言葉を書いてみようと思います。

 

私が大学受験の時、父が心筋梗塞になりました。

ちょうど試験期間中の、1月だったと思います。

父は、病院のベッドから私にメールをくれました。

 

「踏まれても踏まれても、

 雑草のように生きる。

 なんて、かっこよすぎるか。」

 

そのメールは試験中の私に送ったエールなのか、

病院にいる自分へのエールのようにも思いました。

父は心筋梗塞で、重要な血管が詰まったのですが、

その脇に新たに血管が生えて?

(高校生の私の頭ではちゃんと理解出来てなかったのかもしれないのですが、多分、代わりの血管が機能して)

一命を取り留めたとのこと。

父の心臓にメリメリメリと生えた血管は

その後10年の父の人生を支えたわけです。

どんな硬い土にも根っこを生やす、

逞しい雑草の根みたいですね。

いつも苦しい最後の踏ん張りどころで

この言葉は私を支えてくれます。