Blue Bird の旅

北ドイツでの生活

悲しみ

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庭のクロッカスがもうすぐ咲きそうです。

近頃ニュースを見ていると、わからないなと思うことがあります。

トルコ・シリアの大地震。瓦礫の中から必死で、命を助けようとする人間の姿。

その5秒後に始まる、ロシアとウクライナの戦争。奪われる必要の無い命が、人間によって奪われている。

それは全く反対の姿です。それが何秒か毎に切り替わり、頭に入ってくる。ふと、私が見ているこれは、一体何?と。

どちらが本当の人間の姿なのか?

ただでさえ、感染症や自然災害で多くの命が奪われているのに、人間同士が命を奪い合うということが現代でも起こっている。

きっとどちらも人間なのだと思う。人間の歴史は戦争の歴史でもあるから。

そして、私、私は。

それを画面越しに見ている私って。

クラスで知り合った、シリアから来た友達に、地震があったときに、連絡しようかと思ったけど、あまりにも私は、自分が恵まれすぎていて、きっと彼らには浅はかな存在に見えるだろうと思って、何も連絡できなかった。

人間は自ら不幸になるようには生きていない、ほかの人のために自分が不幸になることはできない。かと言って、幸せであることに後ろめたさを感じながら生きていくことも、できない。

私は、私に与えられた人生を精一杯生きる。それが感謝するということなんだと思う。

早く、春が来ますように。