Blue Bird の旅

北ドイツでの生活

日本の春、ドイツの春

3月頭から2か月ほど日本に帰国しています。

2年ぶりに日本の春を体感できて、そうです、私にとって春っていうのはこういうもんです。と心の中で実感しています。とはいえ…今年の日本の春は思っていたより天気が崩れたりして、寒いかな?

ドイツにいる旦那さんと電話すると、ドイツでは今でも朝は芝生に氷がはり、お日様が出てくればあったかくなるけど、日中も首回りが寒いのでマフラーやスカーフが欠かせない感じだそうです。

ほらね…

日本でも肌寒いのですが、もこもこに着込む必要もないし、寒さにおびえて湯たんぽを持ち歩く必要もない!これだけで何とも生きやすい。

 

ドイツが本格的に開放的になっていくのはやっぱり5月くらいからでしょうか。寒さに文句をいってばかりの私ですが、ドイツの気候の好きなところもあります。

冬が長いぶん、全て茶色だった世界が目もくらむような緑に包まれていく時期は、本当に素敵です。それから、日本のように湿気が強くないので、なんとなく全体的に空気が澄んでいるような気がするのです。日本は6月ころからはまとわりつく湿気も出てきますよね、それはそれで風情もあるんだけれど。

ドイツにいるときは日本が恋しくて恋しくてたまらなかったけど、日本にいると、ドイツの生活を恋しく思ったりもします。まだ短い間だけど、私なりに住んでいるところに愛着を持ち始めているのだと思います。それが逆に離れてみて、わかったことかなあ。

その場所にいるときは、もうここに来れないかもしれないとは思わないですよね、だから離れてみてわかることというのもたくさんあると思います。

知り合いのスウェーデン人は、ドイツ人と結婚をして長年ドイツに住んでいるのですが、スウェーデン人としてのアイデンティティは変わらないといっていました。その人がいっていたのは、大切なのはドイツのいいところを見ること。短所はあげればきりがない。それはどこに国でも同じ事。そうだな。日本にいても同じな気がする。それは自分についても、人についても同じな気がする。

もちろんいいところばかりを経験することはできないので、もちろん嫌なことも経験は必要ですが、うん、いいところを楽しむっていうのはどこにいても大切なことだなあと思います。