Blue Bird の旅

北ドイツでの生活

陽だまりの日々

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愛しの、ちぃちゃん。

ふと、振り返ってみると、東京で暮らしていた13年間は、なんだのかんだのとあったけれど、すごく幸せだった気がする。
仕事があり、経済的に自立し、自由があり、友達がいる。便利な都会に住んで、行きたい所には車なしですぐ行ける。近所を歩けば楽しいお店が見つかったりする。お気に入りのカフェ、雑貨屋。そういうものたち。

そういったものは、ドイツに移住したことで全部なくなった。(いや、お気に入りの場所、多少は見つかったけど。いや、これから仕事も見つけられれば、もう少し自分の人生をハンドリングできるのかな、とか)

でも東京に住んでいた頃の私は、何かが足りない、と思っていた。せわしなく、夜もうるさい道路、人混み、静けさとはかけ離れた街。満員電車、狭いスペース、汚れた空気。私は心の静寂を求めていた。それは、ドイツに、そして旦那さんとの人生にあるような気がした。

それが手に入った今は、東京の雑踏を恋しく思う。最後に住んでいた西巣鴨の小さなアパートでちぃちゃんと暮らしていた日々。陽だまりのスペースでちぃちゃんがおしゃべり。そんな何気ない瞬間など。

ちぃちゃんをドイツに連れて行きたかったけど、コロナだなんだでそれどころじゃなくて、今は母のところに仮住まい。

…要するに、ないものねだり。こっちに来たら、あっちが良くなり。今度日本に来たら、ドイツがいいとなるのか…。そりゃ何事にも一長一短あるんだから、仕方がないか。

色々経験し改めて、私の気質的には都会暮らしがあってると思う。老後は便利な都会で小回りよく暮らしたいな〜👵それとも歳とったら田舎で静かに暮らしたくなるのかな👵🍀などと色々妄想中。