Blue Bird の旅

北ドイツでの生活

頭ではわかっていること

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10月末から11月上旬にかけて、ドイツは本格的に秋、というか冬の季節に入って行きます。

多分ドイツの秋は9月位から始まっていて、11月には冬支度と考えておいてもいいかもしれない。

去年、このサイクルを一度経験したので、どの季節がなんとなく要注意ポイントか、というのはわかっていたつもりだったけど、実際に、この暗い、寒い、曇りの3点セットが迫ってくるこの時期は、全体的に暗いムードに引っ張られてしまいがちです。

なんだか頭が冴えないような気がするし、気力が湧いてこないような感覚。自分ではコントロールできなくなりそうで、あーやばい、と思う時に、そうだそうだ、こういう時期なんだと理性を取り戻そうとはするんですが、やっぱり一度はなんだか持っていかれます。

今はもう16時くらいで暗い。というか曇っていればほぼ1日暗い。ふむ…

ここが私の生まれ育った土地だったら、もうそんなことに抗えないだろうし、むしろこういうものかと受け入れられるんだろうけど、私には「日本だったら」というのがいつもつきまとってきて、日本だったら今16℃くらい、ドイツは6℃くらい、10℃も差がある、とか考え始めると、なんだか逃げ出したくなるんです。

秋冬の要注意シーズンは、この10月末からのググッと気温が下がり曇りの世界に入る時、それから春先の2月末から3月の天気が不安定になる時。その時どう乗り切れるのか。まあしばらくは頭で対策を考えても結局は身体がついていかないってことになりそうだけど、まぁ、鬼門を抑えておくだけでもまだましか。

この曇りの世界に入る時って、なんていうかすごく閉じ込められていく感覚が強いんですよね。秋冬の間は、この寒ーい曇りの世界に閉じ込められて、今度春を迎える時も、穏やかではなく、あったかい空気と冷たい空気が入り乱れ、しっちゃかめっちゃかになり、やっとあったかくなるという感じ。だから春がやってくるというよりは、暗い閉ざされた世界からジタバタしながら外に出て行く感覚です。この世界に入る時と、出る時、やっぱり覚悟しないとならない。入ってしまえば、それなりに過ごせるんだけれども。

がんばれ自律神経!